
世界から注目の集まる
「舞踊の聖地」の国際ダンスフェスティバル
秋田は石井漠・土方巽を輩出した舞踊の聖地
秋田は日本の創作ダンスの父である石井漠、舞踏の創始者である土方巽、そして土方の先達である大野一雄(函館出身ですが、高校時代を秋田で過ごし、石井漠の影響を受けて踊り始めた)を輩出した土地です。
この3人が同じ県の出身というのは、野球で言えば川上哲治と長嶋茂雄と王貞治が同じ土地で生まれたというのと同じぐらいインパクトのあることであり、世界のダンス関係者の熱い注目を集めています。
彼等を顕彰し、彼等の意志を受け継ぐ若い世代のダンサーを育成するプロジェクトを通して秋田の文化活性化に寄与するため、秋田県民有志によって2015年に創設されたのが本フェスティバルです。


3年周期でプログラムが変わる日本最大級の国際ダンスフェスティバル

本フェスティバルは各年ごとに「テーマを設定し、国内外のダンスカンパニーを招聘するテーマフェスティバル」、「『土方巽記念賞』国際コンペティション」、「同賞受賞者の受賞記念新作公演」という3つのプログラムを3年周期で開催してきました。
2015年はプレフェスティバルとして国内の2つのダンスカンパニーを招聘。
2016年の第一回国際フェスティバルは「古典舞踊から世界のBUTOHまで」というテーマで、韓国、台湾、アメリカから7つのカンパニーを招聘しています。
世界から秋田へ、秋田から世界へ
2017年の『土方巽記念賞』国際コンペティションでは、世界16カ国から219作品のエントリーがあり、その中から映像審査で選ばれた15組のダンスチームが来秋して作品を上演。その中から三東瑠璃さん(日本)が栄えある第一回土方巽記念賞を、キム・ソルジンさん(韓国)が審査員特別賞を、ライ・ハンチャンさん(台湾)がオーディエンス賞を受賞しました。
また、世界11カ国からダンスフェスティバルのディレクターがゲストとして来秋し、それぞれ自国のフェスティバルへの招待作品を選定しました。

海外ゲスト賞受賞者








アジア各国と連携した「Asia Festival Exchange」
2018年はそれぞれの受賞者が新作を披露する受賞記念公演に加え、新たにアジア各国の提携フェスティバルと連携した「Asia Festival Exchange」というプログラムを新設しました。提携フェスティバルは「福岡ダンスフリンジフェスティバル」、韓国「New Dance For Asia」、香港「Hong Kong Dance Exchange」、台湾「Taiwan Dance Platform」、シンガポール「M1 Contact Contemporary Dance Festival」です。

韓国大使館文化院 黄院長を囲んで
世界のダンス王国、イスラエルからも招聘
2019年は「ダンスと演劇の境界線」というテーマで、日本とイスラエルの3つのカンパニーを招聘し、第二回「アジア・フェスティバル・エクスチェンジ」も同時開催されました。
2020年は第二回「土方巽記念賞」国際コンペティションを開催予定でしたが、コロナの影響により開催中止となっています。
