ⒸAkihito Abe

1980年代から常に日本コンテンポラリーダンスシーンのトップを走り続けてきた勅使川原三郎。デビューから30数年を経た現在も、その旺盛な創作意欲は衰えることなく、それどころか近年佐東利穂子という成長著しいダンサーと共に、自信の拠点とするカラス・アパラタスにおいて毎月のように新作を発表し続ける姿勢は、すべてのダンサーや表現者の道しるべともなるべきものです。日本が生んだ世界的振付家でありダンサーである勅使川原と佐東のデュオ作品『白痴』が、パリ公演に続き秋田で凱旋公演の幕を開けます。 ※演目は変更の可能性があります。あらかじめご了承下さい。

開催日 2018年10月26日(金)
開催時間開場18:30~ 開演19:00~
開催場所秋田市文化会館小ホール
(秋田県秋田市山王七丁目3-1、TEL018-865-1191)
入場料前売り3,500円、当日4,000円、学生無料(高校生以下)、母子席6席(予約制)
演出勅使川原三郎、佐東利穂子
作品名「白痴」
出演勅使川原三郎 佐東利穂子
演出・照明勅使川原三郎
作品紹介ドストエフスキーの「白痴」から変容したダンス作品「白痴」は、人間の内深くに照射する光によって見える困惑する生の実体である。そこにある静けさは生のふるえる音響、あるいは冬の凍てついた大地にのぼる一筋の煙。
勅使川原三郎プロフィール

ダンサー、振付家、演出家。クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成。既存のダンスの枠組みに捉えられない新しい表現を追求している。自身のソロ作品、佐東利穂子とのデュエット作品、KARASのグループ作品の他にも、独創的で芸術性の高い舞台作品は世界中から注目され、世界の著名なカンパニーからの振付の依頼が後をたたない。フランスのパリ・オペラ座バレエ団への振付は日本人として初めての快挙であり、2017年にはすでに3度目となる同バレエ団への新作『Grand Miroir』をガルニエ宮にて上演。他にフランクフルト・バレエ団、バイエルン国立歌劇場バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター、ジュネーブ・バレエ団、イエテボリ・ダンスカンパニー、ローレーヌ・バレエ団、アコスタ・ダンツァ等へも振付提供作品がある。

受賞歴
1986年
『風の尖端』でバニョレ国際舞踊振付コンクール準優勝及び特別賞受賞
1988年
日本舞踊批評家協会賞受賞
2002年
朝日舞台芸術賞受賞
2006年
『ガラスノ牙』で同年の芸術選奨・文部科学大臣賞受賞
2009年
紫綬褒章受賞
2017年
『踊る。秋田』第一回石井漠記念賞受賞
2017年
フランス藝術文化勲章[オフィシエ]受章
佐東利穂子プロフィール

1995年からKARASワークショップに参加。1996年より勅使川原三郎振付の全グループ作品に出演。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させる佐東のダンスは、身体空間の新たな次元を切り開く芸術表現として国際的に注目されている。佐東と勅使川原とのデュエット作品は世界中で高い評価を受けており、『オブセション』(2009)、『静か』(2016)、『白痴』(2016)、『トリスタンとイゾルデ』(2017)をはじめとして、公演依頼が絶えない。また、音楽家との共演では2014年にバイオリニストの庄司紗矢香氏との『LINES』、ピアニストのフランチェスコ・トリスターノ氏との『LANDSCAPE』、2016年のピアニストの山下洋輔氏との『up』など、音楽への深い感受性をもって、勅使川原三郎と共にダンスと音楽の新たな表現を追求している。

受賞歴
2005年
ローマ初演の『Scream & Whisper』で仏・伊のダンス雑誌「Ballet2000」の年間最優秀ダンサー賞受賞
2012年
日本人で初めて第40回レオニード・マシーン賞受賞
2017年
『踊る。秋田』第一回石井漠記念賞受賞
2018年
芸術選奨・文部科学大臣賞受賞